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​STORY

施設で介護士として働いている波子の前に、幼い頃自分を虐待し捨てた母親が認知症となって現れる。
母は全てを忘れていた。 
過去の記憶を全て失った母を介護する日々が始まる。

現在と過去が交差する毎日に、波子の心は少しずつ疲弊していく。

そんな波子を同僚の尊が優しく支えるが、波子は心を閉ざしている。
そんな中、華絵の義理の娘聡子が病室にやってきて、

華絵に離婚届にサインするよう迫る姿を見てしまう波子。

咄嗟に聡子の暴力から華絵を守ろうとし、波子は母に愛されたいと思っている自分の気持ちに気づく。
波子は尊に支えられながら華絵の介護を続ける。
ある日、華絵が突然施設からいなくなってしまい・・・

忘れる事は出来ないけど、許す事は出来るかもしれない。

​脚本家・波流じゅんが紡ぎ出す、苦しい「今」、明日を生きる光を見つける物語。

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